「これやりたい」を形に ~松井未季さん~
- 豊岡スマートコミュニティ推進機構 TSC

- 2 日前
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SNSショート動画戦略セミナーを開催しました
2026年3月11日、豊岡駅前アイティ7階・豊岡市民プラザ(市民活動室A・B)にて「SNSショート動画戦略セミナー」を開催しました。
このセミナーは、第5回みんな×エールに登壇してくれた松井未季さんが、「自分がこれまで積み上げてきたSNS発信の知見を、お世話になった豊岡の人たちに還元したい」と話してくれたことをきっかけに実現したものです。
今回が第2回で、2025年12月に開催した第1回に続く実施となりました。
当日は定員20名で募集していましたが、想定を上回る申し込みがあり、定員を超える満員開催となりました。 会場には、個人でSNS発信をしている人、所属する団体やお店のSNSを担当している人など、さまざまな立場で発信に関わる方々が集まりました。 属性に偏りがあるというより、「発信をもっと良くしたい」という思いを持った人たちが幅広く参加していたのが印象的でした。

城崎で実績を重ねてきた松井さんだからこそ伝えられること
松井さんは、豊岡市の地域おこし協力隊として城崎温泉エリアを中心に活動しています。※2026年3月31日をもって任期満了で協力隊を卒隊
浴衣レンタル店「Yukata mamire(ゆかたまみれ)」の店長を務めながら、城崎の観光PRに関わるSNS運用も担当。
さらに、協力隊になる前にはライバーとして活動し配信で生計を立てていた経験もある、まさに“発信の現場”を知る人です。
実際に、城崎温泉のSNS運用の中でフォロワーを大きく伸ばしてきた実績もあり、その中で培ってきた感覚やノウハウをお世話になった豊岡の人たちに還元したい。
その思いに共感し、TSCとしても協力する形で今回の開催につながりました。
いちばん大変だったのは、「感覚」を言葉にすること
今回のセミナー開催に向けては、松井さんとみんな×エールメンバーで何度も打ち合わせを重ねました。
どんな内容を伝えれば参加者に価値を感じてもらえるのか。
何をどこまで話すのがいいのか。
座学がいいのか、ワークを入れたほうがいいのか。
そして何より、松井さん自身がこれまで感覚的にやってきたことを、どう言語化し、人に伝わる形に落とし込むか。
ここが、今回いちばん大きな挑戦だったように思います。
自分の中にある感覚を整理し、それを人に伝わる資料や言葉に変えていく作業は本当に大変だったはずです。
実際に松井さん自身も、直前の数日間はかなり睡眠時間を削りながら準備を進めていたそうで、それだけ本気でこの機会に向き合っていたことが伝わってきました。
座学、トークセッション、ワーク。実感を伴う学びの時間に
当日の前半は、ショート動画づくりのコツを学ぶ座学からスタートしました。
「誰に届けたいのか」「どんな切り口なら届くのか」「動画の構成をどう考えるか」
ただ何となく撮るのではなく、ターゲットや伝えたい軸を意識することで、動画の質が大きく変わることを、松井さんの実体験をもとにわかりやすく伝えてくれました。
続いて行ったのが、但馬のインフルエンサー・まさかずさんをゲストに迎えてのトークセッション。
司会のまつじゅんからお二人に質問を投げかけ、それに答えてもらう形式で進めました。
「動画を作るうえで一番大切にしていることは?」「バズった動画は、何が要因だったと思う?」「伸びなかった動画は、なぜ伸びなかったのか?」
そんな問いに対して、二人の答えがぴったり一致する場面もあれば、意外と違う場面もありました。
それがすごく面白くて、「正解はひとつではない」と感じられる一方で、それでも共通して大事にしているポイントも見えてくる。
さらに、質問を通して、お二人それぞれの人柄や、発信に向き合う姿勢も自然と伝わってくる時間になりました。
その後の参加者からの質問タイムも大盛り上がりで、時間いっぱいまで質問が続きました。 発信者の動画を見る機会はあっても、その裏側にある考え方や作り方を直接聞ける機会はなかなかないので、参加者にとってもかなり貴重な時間だったと思います。

座学だけで終わらない。「自分ごと」になるワークの強さ
今回、特に手応えがあったのがワークショップの時間でした。
松井さんはオリジナルのワークシートを用意してくれていて、参加者はそれを使いながら、「誰に届けたいのか」「どんな内容を伝えたいのか」「そのためにどんな構成にするのか」を順番に整理していきました。
2人1組になって、書いた内容を見せ合いながら進める形だったのですが、これがとても良かったです。
こういうセミナーって、座学を聞いて「なるほど、大事なんだな」と理解して終わることも多いと思います。
でも今回は、座学で学んだことがそのままワークにつながっていたので、頭で理解したことをその場で使ってみることができた。
だからこそ、「知識」で終わらず、ちゃんと自分の感覚として身についていくような時間になっていました。
実際、参加者からも「ワークがあったのが楽しかった」という声がありましたし、ただ聞いて終わるのではなく、自分自身の発信に引き寄せて考えられる構成だったことが満足度の高さにつながっていたように感じます。

松井さん自身にとっても、大きな意味のある挑戦に
最後には、Instagram活用の中で松井さんが実際におすすめしているツールの紹介と使い方講座も行われました
。参加者のみなさんも自分のスマートフォンを見ながら実際に試していて、短い時間ながら、新しい発見のあるパートになっていました。
そして、会のあとに松井さんが話してくれた言葉がとても印象に残っています。
準備は本当に大変だった。でも、自分がこれまで感覚でやっていたことを言語化し、人に伝わる形に落とし込んだことで、今後ほかの場面でも使える資料や考え方が自分の中に残った。
そんなふうに話してくれました。
これは、今回のセミナーが単に「参加者に学びを届ける場」だっただけでなく、松井さん自身にとっても、自分の知見を整理し、次につながる形にする機会だったということだと思います。
みんな×エールは、「発表の場」だけでは終わらせない
みんな×エールは、「これをやりたい」「こんな挑戦をしてみたい」という思いを持った人に、その思いを発表してもらう場です。
でも2025年度からは、発表して終わりではなく、その思いを形にするスタートの部分を応援することにも挑戦しています。
もちろん、ずっと伴走し続けることは現実的には難しいです。プレゼンターが増えれば増えるほど、支えられる範囲には限りがあります。
それでも、最初の一歩を形にすること。スタートアップの部分を後押しすること。思いを「やりたい」のままで終わらせず、「やってみた」に変えるところまで応援すること。
それが、今のみんな×エールが大事にしていることです。
今回のSNSショート動画戦略セミナーは、まさにその一つの形になったと感じています。参加者にとって学びの多い時間になったことはもちろん、松井さんの思いを地域に届ける場にもなりました。
これからもみんな×エールでは、熱い思いを持ったプレゼンターの「やってみたい」に寄り添いながら、その一歩を一緒に形にしていけたらと思います。




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