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みんな×エール vol.8 開催レポート

  • 執筆者の写真: 豊岡スマートコミュニティ推進機構 TSC
    豊岡スマートコミュニティ推進機構 TSC
  • 3 日前
  • 読了時間: 9分

こんにちは!豊岡スマートコミュニティ推進機構(TSC)のまつじゅんこと松原潤です。

2026年3月12日(木)、豊岡稽古堂3階で「みんな×エール vol.8」を開催しました。 今回は31名の方にご参加いただき、70代以上の方も6名参加してくださいました。 回を重ねるごとに、少しずつ参加層が広がっていることを感じられる回になりました。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

マンネリを打開!

みんな×エールは、これまで7回続けてきた中で、イベントとしての型がかなりできてきました。 それは大きな強みである一方で、「少しいつも同じパターンに感じる」「型にはまってきているかもしれない」といった声もいただくようになっていました。

そこで今回は、いつもの良さは残しながらも、改めて新鮮さを感じてもらえるような回にしたいと考えました。

自己紹介ではいつもの内容に加えて、「体の痛い部位」も話してもらうことに。 ちょっとした悪ふざけではあったんですが、いつもとは違う不思議な盛り上がり方をしていて面白かったです笑

今回進行を一緒にしてくれたのは、鳥取大学1年生のなのこ(山本和ノ花さん 高校生の頃から運営に関わってくれていたメンバーで、今回また豊岡に戻ってきて一緒に進行してくれました。

自己紹介タイムに入る前に、僕が「ちなみになのこは体のどこが痛い?」と聞いたんですけど・・・ 「痛くないです」 会場からは「若いっていいな〜!」という笑いが起きて、いいスタートになったと思いました笑

多様な世代が混じり合い盛り上がりました
多様な世代が混じり合い盛り上がりました

プレゼンター①

宇野暢哲さん(フリースクールTOIRO代表)

「フリースクールTOIROの子どもたちに提供する新しい学びを教えてほしい」

国を守る自衛隊からこどもを守る立場に転身した宇野さん
国を守る自衛隊からこどもを守る立場に転身した宇野さん

宇野さんは、フリースクールに通う子どもたちにできるだけ多様な経験を届けたいという思いで、いろんな人とつながりながらさまざまな機会を子どもたちに提供している方です。

今回の投げかけはもちろんこどものためのもの。

「学びの種類でも、人でも、場所でも何でもいい。子どもたちにとって新しい学びにつながることを教えてほしい」

このプレゼンで特に印象に残ったのは、宇野さんのこれまでの歩みでした。

もともと自衛隊にいた宇野さんは、当時「国のために、日本のために命をかける」という覚悟で仕事をしていたそうです。 でもそこから、もっと身近な、自分の手の届く範囲にいる子どもたちを応援したい、助けたい、という思いへと変わっていったそうです。

その話が、宇野さんの誠実な人柄と重なってすごくまっすぐに会場に届いていました。 感動している人、じっと聞き入っている人が多かったのも印象的でした。

宇野さんを応援することが、そのままフリースクールの子どもたちの学びや喜びにつながっていく。 そんなふうに感じられるプレゼンでした。

ブレストでも、

  • 豊岡の“人”に1日密着して取材・動画制作をする

  • 自分だけの観光名所を日本語版・英語版で紹介する

  • 自分の常識がひっくり返るような場所に行ってみる

など、子どもたちの世界を広げるアイデアがたくさん出てきました。 「正解を出す」ための時間というより、「どんな出会いや経験が学びになるか」をみんなで自由に広げていく時間になっていたのが、とてもよかったです!

プレゼンター②

冨士田一也さん(豊岡市立図書館)

「図書館のイベントに遊びに来た人に、本も借りてもらうにはどうしたらいい?」

駅スタンプの本を紹介する冨士田さん
駅スタンプの本を紹介する冨士田さん

2人目のプレゼンターは、豊岡市立図書館の冨士田一也さん。

豊岡市立図書館は中庭がきれいで1階には談笑できるスペースもあり、バザーや落語会など、“本を借りる場所”にとどまらない、いろんな人が集まれる場所としても魅力のある図書館です。

ただ、そうしたイベントを行うことで来館者は増えても、それがそのまま本の貸し出し数の増加につながるわけではない。 せっかく図書館に来てもらえるなら、そこから本の利用にもつなげたい。 そんなリアルな課題を、冨士田さんは率直に話してくれました。

さらに冨士田さんのプレゼンで新鮮だったのが、実物の本を持ってきて紹介してくれたこと 自分の好きな本を紹介し、そこから「この本が面白いと思ったら、こんな本も図書館にありますよ」と、本の世界が広がっていく楽しさを伝えてくれました。

これは、みんな×エールのプレゼンとしても初めての試み。実際に“もの”を持ち込むことで、話の伝わり方がぐっと変わるんだなと感じました。

そして冨士田さんの締めの言葉も最高でした。

「図書館は無料で本を借りられる場所と思われがちですが、みなさんの税金で運営されています。つまり、みなさんお金を払ってるんです。借りなきゃ損です」

真理なんだけど、ユーモアがある。 あの言葉で会場の空気が一気に和んだのも印象に残っています笑

登壇後には「また図書館に行きたい」「本を借りたい」という声もあったそうで、実際に利用につながる手応えもあったようです。

今回の発表を通して、図書館という場所の魅力や可能性が、参加者にしっかり伝わったんじゃないかなと思います。

プレゼンター③

高橋雅樹さん(劇団いなり 代表)

「大石りく祭りをたくさんの人が遊びに来る祭りにするには?」

塾講師として宿題という形でアイデア出しのお題を提示する高橋さん
塾講師として宿題という形でアイデア出しのお題を提示する高橋さん


最後のプレゼンターは、劇団いなり代表の高橋雅樹さん。

劇団いなりは、豊岡を盛り上げたい有志が集まってできた団体で、大石内蔵助の妻・大石りくの生誕の地である豊岡を、もっと多くの人に知ってもらうために活動しています。

高橋さんの発表は、「11月1日に豊岡劇場で大石りく祭りを復活させる」という、かなり本気の決意表明でした。

2017年に祭りがなくなって以降、若い世代が大石りくを知る機会はかなり減っているそうです。 このままでは関心が薄れ、遺髪塚を守っていく人もいなくなってしまうかもしれない。そんな危機感から、高橋さんは「自分が復活させる!」と立ち上がりました。

今回、僕もプレゼンづくりに伴走したんですが、最初はどうしても大石りくや忠臣蔵の説明が多かったんです。 もちろんそれも大事なんだけど、歴史好きじゃない人には少し距離がある。 だから途中から、大石りくの価値を説明するより、これに本気で人生かけてる高橋さんを応援したくなる発表にしようと方向を変えました。

これが、すごく良かった。

さらに高橋さんは塾講師でもあるので、発表全体を“授業”っぽく構成。 最後も「みなさん、宿題です。この祭りを盛り上げる方法を考えてください」と締めていて、これが会場でもしっかりハマっていました。

アイデア出しでも、印象的なアイデアがいくつも出ました。 たとえば、おしろいメイクや仮装を取り入れる案、そして紙芝居と朗読劇を掛け合わせて、大石りくの物語をもっと親しみやすく届ける案。 「歴史を学ぶ」だけじゃなく「なんか面白そう」と思ってもらえる入口をつくるアイデアが出ていたのがとてもよかったです。

実際、発表後には協力したいという人も現れて、高校生からも「歴史に興味を持った」「現地に行ってみたい」という声があったそうです。

僕自身も伴走しているうちに「これは協力しないわけにいかないな」と思ってしまって、実行委員として関わることになりました。 人の本気が、ちゃんと人を動かす。 高橋さんのプレゼンは、そんなことを感じさせてくれる時間でした。 応援コメントを“マント”にして贈呈


今回もうひとつ新しくやってみたのが、プレゼンターへの応援コメントです。

参加者のみなさんから付箋で一言応援コメントを書いてもらい、それを最後にマントにしてプレゼントしました。

事前にはどんな形で渡されるかを伝えていなかったので、最後にマントとして登場した瞬間、会場にはいい意味で砕けた笑いが起きました。

ちょっと冗談が効いていて、でもちゃんと応援の気持ちがこもっている。 あの感じがすごくみんな×エールらしくて、僕自身とても好きな場面でした。

プレゼンター三勇士
プレゼンター三勇士

参加者さんのエールをみんな×エールらしくお届け
参加者さんのエールをみんな×エールらしくお届け


参加者の声と、プレゼンターの手応え


参加者の方からは今回もたくさんポジティブな感想をいただきました。 また、開催する曜日や時間帯についても「こうするともっと参加しやすいのでは」といった提案があり今後の参考にしていきたいと思っています。

そして、プレゼンターのみなさんが共通して話してくれたのが、『発表資料をつくる過程で、自分の考えが整理された』ということでした。

それは、伴走させてもらった立場としても本当に嬉しい感想でした。 みんな×エールが、発表の場であるだけでなく、自分の思いや活動を整理する場にもなっているんだと感じました。

県外に出たメンバーが戻ってきてくれること


今回、なのこやかみこ(神矢莉音さん)のように、県外に進学した元運営メンバーがまたみんな×エールのために豊岡に戻ってきてくれたこともとても嬉しい出来事でした。

しかも彼女たちの高校時代の担任の先生が、

「みんな×エールは、あの子たちの人生をちょっと変えたと思う」

と言ってくださったんです。

その言葉を聞いた時、この活動を続けてきてよかったなと心から思いました。

みんな×エールのために鳥取から豊岡に帰ってきてくれた「なのこ」
みんな×エールのために鳥取から豊岡に帰ってきてくれた「なのこ」


最後に


第8回は、これまで積み重ねてきた型を大切にしながらも、少し新しい空気を入れてみた回でした。 そのことで、参加者にもプレゼンターにも、そして運営にとっても、改めて手応えのある時間になったように思います。

みんな×エールは、これからも型に甘えすぎず、少しずつ挑戦を重ねながら続けていけたらと思っています。


そして次回は、2026年4月22日(水)に開催します。 もうすぐすぎる!!

次回は、これまで開催されてきた**「新しい移動のしくみ豊岡ミーティング」**とのコラボ企画。 テーマは【豊岡の移動を支えるしくみ】です。

地方に暮らす私たちにとって、移動の課題はこれからますます大きくなっていくはずです。 でも、そんな課題をただ重たく語るのではなく、今頑張っている人たちの話を聞きながら、豊岡の今とこれからを前向きに考える時間にしたいと思っています。

ぜひ一緒に、豊岡の移動のこれからを考える夜にできたら嬉しいです。 参加申し込みはこちらから👉️ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSerSNmvcICrif_et7FBrOYYjWhg0iKM0xC38bih6SfYO1oH-w/viewform?usp=header

みんな×エールの公式LINEでは、これまでの開催の様子や、次回の参加申し込みもできます。気になった方は、ぜひ登録してみてください。 みんな×エール公式LINE

 
 
 

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