第4回「地域の新しい移動のしくみ 豊岡ミーティング」を開催しました

8月24日、豊岡稽古堂で「第4回 地域の新しい移動のしくみ 豊岡ミーティング」を開催しました。さまざまな所属や立場の35名以上の皆さんにご参加いただきました。ありがとうございました!
今回は、4月に「みんな×エール」と福祉モビリティのコラボで開催した「みんな×エール ~みんなで考える新しい移動のしくみ~」の続編です。

このときは、参加者の皆さんから「通院や買い物」「子どもの送迎」など、身近な移動の困りごとを集めました。 その課題に向き合う次の一歩として、今回は、地域にすでにある「移動を支える力」を探しました。
進行を務めたのは、地域おこし協力隊の松原潤と、株式会社アンズケアの秋山一平さん。 秋山さんは、豊岡スマートコミュニティ推進機構(TSC)の福祉モビリティプロジェクト担当者でもあります。

はじめに、TSCが目指す「モビリティ共創ハブ豊岡」、通称「モビハブ豊岡」の構想を紹介しました。
モビハブ豊岡とは?
通院や買い物に行きたい、子どもを習い事に送ってあげたい。 移動の困りごとは、暮らす場所や家族の状況によってさまざまです。
TSCではこれまで、交通・福祉・まちづくりをつなぎ、官民連携で福祉モビリティの実践を重ねてきました。 その中で見えてきたのは、移動のサービスを用意するだけでは解決しきれない課題です。
必要だと思ってつくったサービスでも、利用する人の実情と合わず、思うように使われない。
実証実験が終わると、資金や担い手の確保が難しくなる。 一方で、地域には移動を支える活動や資源があっても、互いに知られていなかったり、十分につながっていなかったりします。
そこで、市民・行政・交通事業者・福祉事業者などが、同じテーブルで話し合える場が必要だと考えています。
「どんな人が、何に困っているのか」
「すでにある活動や、空いている車両・場所を生かせないか」
「この人とこの人がつながれば、できることが増えるのでは?」
モビハブ豊岡が目指すのは、こうした対話を通して、地域の課題・資源・人をつなぐ場です。 移動に関する相談やアイデアを受け止め、関係する人や団体をつなぎ、小さな実践を支える。そうして、本当に必要で、続けていける移動の仕組みを地域のみんなでつくることを目指しています。



地域のみんなで移動を支える考え方を共有
続いて、モビハブ豊岡の形成を支援する「Community Driveプロジェクト(CDPJ)」を紹介しました。小柴徳明さん、近藤哲朗さん、沖山誠さんを迎え、他地域の事例を交えながら、地域のみんなで移動を支える考え方を共有しました。

このプロジェクトでいう「コミュニティ・ドライバー」は、車を運転する人に限りません。誰かの買い物を手伝う人、外出を支える人、地域の困りごとを聞いて人をつなぐ人など、地域の移動を支え、取り組みを前に進める人を指します。
大切にしているのは、地域にある助け合いや関係性に目を向け、そこに関わる人の思いを知ること。そのうえで、立場の違う人同士が対話し、一緒に取り組める関係を育てていくことです。
地域おこし協力隊の中澤さんからも、地域の資源を活用した移動・買い物支援の実践が紹介されました。



身近な「移動を支える力」が120件以上!
CDPJのメンバーがリードしたワークショップでは、自分がしていることや、周りで見聞きした「誰かの移動を支える活動」を探しました。
参加者は、子ども・福祉・観光・地域活動など、関心のあるテーマのテーブルに分かれ、「誰が、何をしているか」を付箋に書き出して共有しました。
「近所の人が、週に1回お隣さんを買い物に連れていく」
「サッカーチームの保護者が、チームメイトの子どもを送迎する」
「農家や建設事業者が、除雪して移動しやすくする」
わずか5〜10分ほどの書き出しで、集まった活動や助け合いは120件以上!

自分にとっては当たり前の習慣でも、他の人から見ると「それ、すごくいいね」と感じるものだったりします。車で送迎することはもちろん、買い物を代わりにすることや、移動できる環境を整えることも、暮らしを支える力です。
互いの話を聞くことで、豊岡には、まだ見えていない人や活動、つながりがたくさんあると気づく時間になりました。 アンケートでも、「すでにある資源がたくさん」「仕組みもコミュニティ作りもどちらも重要だと再認識した」といった感想が寄せられました。
「とても参加しやすい敷居が低く楽しいイベントでした」という声もいただいています。
当日集まった付箋の記録は、こちらからご覧いただけます。
皆さんの声を、これからの仕組みづくりへ
今回集まった情報は、4月に集めた移動課題と重ね、課題の背景や地域資源とのつながりが分かる「課題マップ」に整理していきます。
今年度のイベントを通してこの課題マップを育てていくのも活動の目的の一つです。

「この困りごとには、こんな背景がある」
「この活動が、別の地域や世代の困りごとにも役立つかもしれない」
モビリティの中で、そうした可能性をさまざまな立場の人が一緒に考えるための資料です。
このマップを囲んで対話や協議を重ね、必要な取り組みや連携を考えていきます。
今年度は、10月と1月にもミーティングを開催する予定です。

身近な移動の困りごとや、知っている助け合い・活動など、引き続き皆さんの情報を集めていきたいと思っています。一緒に考える、人や活動を紹介する、小さく試してみる、応援するなど、関わり方もさまざまです。
今回参加できなかった方も、ぜひ次回からご参加ください。豊岡の移動を支える仕組みを、一緒に考えていきましょう!
次回の詳細は、決まり次第お知らせします。








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