こんにちは!TSCのまつはらです。
2025年1月25日、豊岡スマートコミュニティ推進機構(通称TSC)が主催する 「Toyooka iDO勉強会」 を開催しました。
このイベントは、TSCが運営する子育て支援アプリToyooka iDOを応援してくださる方々や、興味を持ってくださっている皆さんに、楽しみながら学べる場を作ることを目的に企画しました。
iDOの仕組みを体験しながら、楽しみつつ学べる内容となっており、おかげさまで当日は14名の方々にご参加いただきました!
iDOとは?—「みんなで作る」子育て支援アプリ
iDOは、但馬の子育てに関する地域に密着した情報をみんなで集めて、スマホでも簡単に見られるようにすることで、子育てに役立つ便利なツールになることを目的にしています。
しかし、より良いアプリにするために、私たちが今、最も求めているものがあります。
それは……「仲間」!
iDOは『みんなで作る』というテーマを大切にしています。
ユーザーとなる市民の皆さんの情報提供やご意見をもとにアップデートを重ねています。
多くの方の協力があればあるほど、もっと便利で、もっと役立つツールへと成長していくのです。
今回の勉強会では、「iDOの開発って楽しい!」 と実感してもらえるような、学びと交流の機会を用意しました。
当日のプログラム
1. 開会と基本説明
最初に、Code for Japanの砂川さんが会の趣旨を説明。その後、エンジニアのリョーマさんが、iDOで活用している「FIWARE」と「Adalo」というツールについて解説しました。普段プログラミングに触れる機会のない方からITエンジニアまで、みなさん興味津々で耳を傾けていました!
※ Code for Japanは、TSCの様々なプロジェクトを支援してくれている団体で、「テクノロジーでより良い社会を共創する」というビジョンのもと、テクノロジーを活用して社会課題を解決することを目指す非営利団体です。


2. iDOの概要紹介
地域おこし協力隊の加藤さんと私(松原)から、iDOの概要やプロジェクトで行っている地域対話の紹介をしました。
テーマは、
• 子育て中の孤独をどう解消するか?
• 善意をどう循環させるか?
• 人口減少の中で見出すポジティブな側面とは?
このプロジェクトを通じて得た体験談をもとに、深いテーマでお話する場面もありました。

3. 中学生によるアプリ発表
近畿大学附属中学校2年生の池上巧くんが、自作アプリ「Poibus」を発表!
ポイ捨てされているゴミを撮影すると、AIでゴミをモンスターに変換し、地域のゴミ情報を集める仕組みがユニークで、参加者からも多くのアドバイスや感想が寄せられました。
登録やインストールは不要で使えるので、こちらから是非一度のぞいてみて下さい。
https://poibus.com/

4. グループワーク
参加者は3つのチームに分かれて実践的なワークを行いました。
FIWAREハンズオンチーム AIツール「Roo code」を使ってFIWAREからデータの取得を体験。自然言語でスムーズかつ短時間でFIWAREの開発ができることに、ITエンジニアから感嘆の声があがりました。
リョーマさんが担当するFIWARE班 Adalo体験チーム ノーコードツール「Adalo」を使用し、iDOの開発を追体験。「これなら自分でもできそう!」という声が聞かれました。
ノーコードツールAdaloの使い方を解説する加藤さん アプリデザイン改善チーム アプリ内デザインを見直すブレストを実施。実現可能なアイデアを絞り込み、即実装に向けて議論を深めました。
各自スマホでiDOを見ている様子

どのチームも活気に満ちており、参加者同士の意見交換がとても盛り上がりました!
5. 交流会
最後は交流会で締めくくり。
チーム間でアイデアを共有したり、笑顔で新たなつながりを作る姿が見られました。

参加者の感想(一部抜粋)
青柳さん(ちいきのて代表) 何気なくiDOを見ていたけど、改めて見たり、他の方の意見を聞くと、伸びしろはまだまだたくさんあるなぁ、と思いました。特にUIについてはその先の行動につながる「顔」の部分なので、もっと議論出来たらよかった。
古嶋さん(ICTech) 他社ならあまり聞けないが市民向けアプリなので概要紹介や運用に関する話も聞けてよかった。チーム分けてのハンズオンはいいと思いました。どの層にも対応でき次回も気軽に来やすいなと。このアプリの「これまで」はよくわかったので、次は「これから」を聞いてみたなと思いました。そうすることで技術者たちのサポートするモチベーションもより上がると思います。
岡村さん(ローカルエッセイ漫画ペント編集長) 最初はiDOアプリに関するワークが中心だと思っていましたが、更に踏み込んでシステムの学習ができて大満足でした!iDOアプリをベースに進めたことで入口が分かりやすく、気になる技術を掘り下げられました。発生した疑問に対して正確に答えてくれるスキルの高いエンジニアさんたちとやり取りできたのも貴重な経験でした。参加者のスキルが様々でも誰一人置いてきぼりにしない構成が素晴らしかったです!
大森さん(小さなデザイン室キキトリ編集長) Webアプリの勉強会は専門的で難しい内容だと思っていましたが、3チームに分かれた仕組みのおかげで、自分の知識レベルに合った内容で参加できました。私はデザインを考えるチームに入り、利用者目線で改善点を提案し、共感を得られたのが嬉しかったです。また、他の方の意見から、普段の情報誌作りでも利用者目線を意識する大切さを再認識しました。新しい視点に触れ、多くの学びを得られる貴重な機会でした。
最後に
初の試みとなる「iDO勉強会」は、大成功に終わりました!これからも、楽しみながら学べるイベントを企画していきます。
今回の参加者さんから忌憚のない感想やご意見をいただいているので、さらなる価値を提供できるように改善していきたいと思います!
また、このイベントからiDOが成長していくことを実感していただけるように、今後も工夫を凝らしていきたいと思います。
iDOやTSCに興味を持っていただける方は、ぜひ次回のイベントにもご参加ください!
今後ともよろしくお願いします!

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