豊岡スマートコミュニティ推進機構(TSC)は、スマートな技術や住民・事業者参加型の仕組みを作ることで、人々がフラットにつながる豊かなコミュニティ作りを目指しています。来たる豊岡演劇祭(9月9日~22日)という場を使って、以下の取り組みを行い、豊かなコミュニティ作りへの有効性を検証します。

■ 江原駅・河畔劇場⇔神鍋高原⇔コウノトリ但馬空港はオンデマンド・シャトルで移動しよう!
公共交通が不便なエリアにおける新しい交通手段のトライアルとして、オンデマンド・シャトルの実証実験を、江原駅周辺(江原河畔劇場など)、神鍋高原、コウノトリ但馬空港の間のエリアで行います。バスのように時刻表に合わせて停留所まで歩かなければいけない不便さを軽減し、タクシーのように自由自在に好きな場所で乗り降り出来るのにライドシェアのためそれほど料金は高くはない、そんな新しい便利なモビリティの運用を目指します。

■ 江原河畔劇場、城崎温泉、竹野浜、豊岡市街地を、一人乗り電気自動車でぶらっとドライブしよう!
訪問客の周遊観光を促進するため、次世代の移動手段として注目されるパーソナル・モビリティ「コムス」(一人乗り電気自動車)をレンタルします。江原河畔劇場、城崎温泉SOZORO(ツーリストインフォメーション)、城崎国際アートセンター、豊岡駅前の間をドライブでき、去年は出来なかった1 Way利用も今年は可能です。
コムスは狭い道でも小回りが利くだけでなく、駐車は原付と同じ扱いのため路上駐車も可能で、大変利便性が高い次世代のモビリティです。演劇祭を通じてより多くの人々にコムスの利用価値を知ってもらうことで、平時でも様々な場でコムスを活用してもらうきっかけ作りを行います。

■ 駐車場の混雑状況を見える化して、ストレスの少ないマイカー移動を支援します!
城崎温泉アートセンター駐車場や、演劇祭用の臨時・代替駐車場の混雑状況をリアルタイムで更新することで、どの駐車場に行くべきか駐車場探しに要する無駄な移動を削減し、マイカー移動の利便性を高めます。
密を避ける新しい時代において、駐車場の満空情報に限らず、人気観光スポットの混雑状況などをリアルタイムで周知することで、より安全で生活しやすい街作りを目指します。
■ 演劇祭期間中に、豊岡市内バス乗り放題のお得なチケットを販売します!
訪問客にバスの利用を促すため、演劇祭期間中に豊岡市内のバスが乗り放題となるお得なチケットを販売します。(1日券1100円、2日券1900円、3日券2500円)
利用者が減っている公共交通機関を最大限活用してもらい、利用データや利用者アンケート収集を通して課題を洗い出した上で、より使いやすい公共交通機関に改善していきます。

■ 臨時の特急バスで、江原駅前のナイトマーケットに行ってみよう!
演劇祭期間中には江原駅前でナイトマーケットが開催されるため、ナイトエコノミー活性化のために臨時バスも運行します。
遅い時間に商店街や街中でお酒を飲んだ後でも、車を使わずに帰宅できる便利なモビリティを提供することで、演劇祭期間以外でもナイトエコノミーを活性化し、商店街を活気づけたいと考えています。
■「旅のしおり」を作って、演劇祭・フリンジ会場と豊岡スポットを効率的に回ろう!
訪問客のモビリティ利便性向上のため、ナビタイムトラベルを活用して、公共交通機関を使いながら、各会場でのお目当ての演目観劇、空き時間の自然・文化溢れる豊岡の観光スポットめぐりなど、ご自身の豊岡滞在計画を立てられるサービスを提供します。
本施策の真の目的は、便利さだけでなく、旅のしおりを作る楽しさを、自然とアートに溢れる豊岡の地を訪れる多くの人々に提供することです。

■ Bluetooth発信機の付いたストラップを身に着けるだけで、演劇祭のサービス向上に貢献!
演劇祭で配布する特製ストラップには「エリア自動チェックイン」のためのbluetooth信号の発信器が付帯しています。発信器を身につけた状態で豊岡市内の演劇祭会場や飲食店等の受信機が設置された施設に行くと、自動でチェックインされる仕組みになっています。(※この調査は個人情報を収集するものではありません。)
お客様のご来場や移動の情報を収集することで、演劇祭のサービス向上(1.効率的・効果的なイベント運営、2.施設毎の混雑具合の把握、3.演劇祭会場間、豊岡市内の移動手段の充実、4.宿泊や飲食、観光情報の提供、等)に繋げていきます。

演劇祭を通して行う上記の施策については、今後の街づくりに活かすべく、収集データの分析や利用者へのヒアリングを通して課題・改善点を洗い出し、検証していく予定です。
演劇祭後には、こちらのブログで各施策の結果・今後の方針などアップデートしていきますので、是非ご確認ください。
最後に、訪問客の方々、そして市民の方々、より多くのご意見が集まるほどより良い街づくりに繋がりますので、是非こちらのコメント欄やTSCのコンタクト先まで、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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