2024年9月21日(土)、八代小学校にて、TSCによる交通安全教室を実施しました。
今回の教室には1年生から6年生までの全校生徒に加え、保護者の方たちをはじめとした地域の大人の方にも参加していただきました。
この交通安全教室の特徴は、交通安全に関する知識を『データを使って』学んでいただくというところにあります。
地域に住んでいる方が持っている知見に加え、子どもたちに自分が危険だと感じるスポットを自ら入力してもらって、それをデータにしたものをみんなで見ながら、しっかりジブンゴトとして交通安全ついて考えていきます。
前半は、まずは『データ』ってなんだろう?という話からスタートしました。
ちょっと難しいかな?という話も真剣に聞いてくれる子どもたち。こちらからの質問にも元気に答えてくれて、とても積極的な姿勢で臨んでくれました。
データの話が終わったら、いよいよ交通安全の話に。
自分たちが入れたデータを見て周辺の危険な箇所をみんなで確認したり、この地域を走っている車がどのように走っているかをデータを見ながら勉強していきます。
これまで『感覚』に依存するところが大きかった交通安全に対する意識が、データを用いることで実際にどこがどのように危ないのかを知り、そこからどのようなことに気をつければ自分の身を守れるかを考えることができます。
小休憩をはさみ、後半は自分の身を守るためのアイデアを出し合うワークショップを行いました。
このワークショップでは、子どもたちが『自ら交通安全について考える』ということを大切にしています。
出たアイデアに対して、そんなことはできないといった否定をすることはNGというルールで行います。
子どもたちの自由な発想で、たとえ非現実なアイデアでもそれを尊重し肯定することで、さらにアイデアを生み出そうとする前向きな姿勢を育てることが、日頃の交通安全に対する意識を高めることに繋がると考えています。
3グループに分かれてアイデア出しスタート。
スタートした直後からどのグループも子どもたちの楽しそうな声が飛び交います。大人もハッとするような現実的なアイデアから、思わず笑ってしまうようなぶっ飛んだアイデアまで、いろいろなアイデアがどんどん生み出されていました。
グループに入った大人たちも負けじとアイデアを出していきます。
大盛りあがりのまま制限時間を迎え、結果、3グループ合わせて100個以上のアイデアが出されました。
最後に、どんなアイデアが出されたのかみんなで確認し、その中から『イチオシ』のアイデアと『明日からやること』のアイデアをグループごとに決めてもらって、みんなの前で発表してもらいました。
教室を終了するとき、子どもたちから『楽しかった』『またやって欲しい』というという声をいただけたことが本当に嬉しかったです。
八代小学校の生徒さんや大人の方たちの、交通安全に対する意識が上がり、少しでも事故に合うことが減ってくれたら嬉しいです。
そしてTSCの主催する交通安全教室が、イーデザイン損害保険株式会社の「共創する自動車保険 &e(アンディー)」の寄付活動「+まち(ぷらまち)」に採択されたことを受け、寄付金の贈呈式が行われました。
&e(アンディー)公式サイト
今年度は、豊岡市内の小学校の3校で交通安全教室を実施する予定です。
これからも、子どもたちの交通安全に対する意識を高め、地域全体で改めて交通安全について考える機会を作る、という取り組みを続けていきたいと思います。
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